今日はお世話になっている山野楽器の音楽教室の発表会がありました。
毎回思うのだけれど、生徒さんたちの何気ない演奏にハッとさせられたり、猛烈に感動したりします。これはきっと歳のせいではないと思いたい(笑)。
この「感動」の基準は人によって違うと思うのだけれど、僕が感じる「感動」のポイントは、演奏が「うまい」か「へた」かはあまり関係がなくて、どれだけの「熱量」を持って演奏をしているのかが重要だなと思いました。
例えば、めちゃくちゃノリノリで演奏しているバンプオブチキンの「天体観測」。若さが溢れていてグッときたし、小さな女の子の歌う「ひまわりの唄」も原曲の男性ボーカルとは全然雰囲気が違うけど一生懸命歌う姿に感動したし、スピッツのことを大好きなドラマーの人が叩く「ドラム」はとても心に響いたりした。
曲が大好きだったり、楽器が大好きだったりと、人によって好きな要素は違うけれど、「これが好きだ!」と思って演奏している人の演奏は「熱」があると思うし、その「熱」は人にも伝わると思う。だから感動するのだと僕は思う。
じゃあ「熱い演奏」なら何でも感動するのか?と言えば、必ずしもそうではない(僕は「熱い」演奏のほうが感動すると信じているけど…)。
これはプロミュージシャンなら誰でも経験していると思うけど、自分では(今日の演奏はイマイチだったな)と思っているライブでも、お客さんがすごく感動してくれたりする時もあるし、逆に(今日はすごくいい演奏ができたぞ!)と思っていても、お客さんが「??」となっている場合もよくあります(苦笑)。
これって結局、演奏者とお客さんの距離感があるって事なのかもしれない。例えば、よくわからない難解な曲を「熱」を持って演奏したって、お客さんがついてこれない時もあるよね。
だけど、「この曲、大好き!」だと思って「熱」を持って演奏すれば、聴いている人に必ず何かが伝わると思う。それでいいんじゃないか。何だかよくわからないけどすごく迫力があった、そんな演奏もあっていいと思うし。「熱」を持って演奏がすれば、「何か」は必ず伝わっているはず。
生徒さんたちの演奏に感動をもらいながら、自分自身も「好きだ!」を表現できる演奏者でありたいな、と強く思ったのでした。
っちゅうことで、明日もがんばります!ではでは。
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